30代になっても既婚者でも行きたい長期海外一人旅【家族との向き合い方】

30代になっても既婚者でも行きたい長期海外一人旅【家族との向き合い方】

海外一人旅は自由な時間が多い若い世代だからできることだと思っていませんか?私はそんなことはないと思っています。30代でも会社勤めをしていても結婚していても、海外を一人旅することはできると思っています。というのも私は2019年6〜7月の3週間にわたりトルコ・イスタンブール〜フランス・パリの一人旅を計画して実際に旅をしてきた実績があります。

ちょうどその時期、自分を含めた周辺の環境やタイミングがよかったというのもありますが、決して成功確率が0%ではないと思っていますので、なぜ自分が昨年海外一人旅をすることかできたかを振り返りつつ、もしかしたら、もう少ししたら海外旅行したいな一人旅行きたいなぁと思う人がこれをみて、少しでも自信をつけてもらえたらいいなと思っています。

これまで30代海外一人旅シリーズとして、旅行の計画編旅行のお金編を書いてきました。今回はその3部作の最後です。最後は一番ハードルが高いであろう、家庭内活動について簡単に書いていこうと思います。

海外一人旅の計画編はこちら

海外一人旅のお金の使い方・考え方はこちら

海外一人旅を実現させる家庭内活動

海外一人旅や海外旅行をしようと思いたったとします。独身だったら行くも行かないも自分の意思100%で決定するだけです。実にシンプル、そしてスムースです。

ですが、所帯を持つとなるとそう簡単にはいきません。コンビニに行く感じで「ちょっくら明日から1ヶ月くらい海外一人旅してくるわー」とか言って、行けるんだったらそれはすごいスキルなのか、相手にされていないのか、諦めの境地かだと思います。

第一に妻の理解があった

今回の海外一人旅をするにあたって、私の場合は、旅行の計画の以前に転職するところからいろいろと情報というか近況を共有していました。転職が決まると、今度は退職の手続きです。退職の手続きの中で、有給休暇が何日分あって、どうやってその間過ごそうか考えてるんだよねー。みたいな感じで、長期に渡って、ジャブをうち続けます。

幸い、妻も私に負けず劣らずの旅行好きでして、1ヶ月半の有給があると言った時に、旅行でもしたらどう?と提案もしてくれました。そこで「じゃあ行ってくるね!」と決定はせずに、

「そう?だいぶ長い間、家開けちゃうけど大丈夫?」

という返事をしたのはいうまでもありません。心持ちとしては、行きたい気持ち7割・本当に行って大丈夫なのか3割と言ったところです。念押しで「大丈夫」という回答をもらえたことで、一人旅をする気持ち10割に振り切ることができました。

具体的に旅行の計画を立てて行く最中も、いつからいつまでの何日間、どこどこを巡る予定。というスケジュールは口頭でもいいので、伝えておくといいと思います。それはなぜかについては、次のセクションにつながってきます。

  • こまめに自分の近況を共有して、その中で自然な感じで旅行計画を打診してみましょう。
  • 旅行の計画(ルートやスケジュール)といった細かい行動計画も共有しておくといいでしょう。
  • 旅行好きな奥様だったら、それはおおきなアドバンテージ。

旅行中のおつかいをしっかりこなす

前のセクションで、いつからいつまでの何日間、どこどこを巡る予定。というスケジュールは口頭でもいいので、伝えておくといいと思います。と書きましたが、その理由ですが、スケジュールを伝えておくことで、旅には行けないけど時間があったらこれを買ってきて欲しいなどのおつかいのお願いが出てくる可能性があります。これはしっかりと受諾しましょう。

ただし、高額なお土産(ブランド品など)の要望は、二つ返事でうんと言わない方がいいです。その後何十年と続く、家庭環境や夫婦仲を考えると投資として考えるのもありなのかもしれませんけど。旅の計画の際に、豪遊とかそういう目的での旅ではないことを事前に伝えておけばいいのかなとも思います。私ではないですが、旅行する条件として約20万する有名ブランドのバッグをお土産として買っていた人を知っています。

海外一人旅、そこまで毎日分刻みのスケジュールで旅をするわけではないし、1日のなかでも時間に余裕があれば、おつかいをクリアしつつ普段なら行かないようなところに行けるかもしれません。

私が受けたおつかいは次の2つでした。

  • 子供服売り場を見てきて欲しい。画像も送って。いいなと思ったら買ってきて欲しい(=お土産代わり)
  • 抱っこ紐(エルゴ)が安かったら買ってきて

旅をする時期、ちょうど妻が妊娠初期の段階で、育児グッズの準備に取り掛かかろうかというタイミングだったので、日本ではなかなか見かけないデザインがたくさん並んでいたり、外国のベビーグッズの特徴などを知りつつどういうのを買うべきかの参考にしていました。ちょっとしたフィールドワークでしたね。

フランスでは日本より安く販売しているプチバトーの肌着などを見たり買ったりしました。実際にお土産代わりにいくつか購入しましたが、全て旅の後半にまとめて、移動の妨げにならないようにしていました。

ヨーロッパだと男1人でベビーグッズ売り場で商品を見ていてもお店の人が訝しげな顔をしていたなんてこともなく、いつも通りな感じです。私自身も、初めてベビー服を売ってるお店に入るときは緊張しましたが、一度入ってしまうと慣れます。サイズ感が全く分からなくて正しいサイズを購入できている以外は、買い物に対する不安は全くないので、すんなりとおつかいをこなすことができました。

あとは、おつかいというわけではないですが、定期的に連絡を取り合うのはとても重要です。旅の途中で起きたハプニングや、唐突に今食べてる食事の写真を送ったりなど。ここで気をつけるのは時差。日本が深夜明け方の時間帯に乱暴に送ると反感を買います。

連絡を取り合うことで、生存確認にもなるし、ちょっとした不安や慣れない場所で感じるストレスも和らいで安心感がありました。また、おつかいや連絡を通して、一応、旅の道中の断片だけど旅してる感を汲み取ってもらえるのではないかと思っていました。直接本人には聞いてませんけどね。

  • 一人旅する交換条件ではないけれど、「これを見せて欲しい」「これを買ってきて欲しい」の要望にはしっかり応える
  • 一人旅の途中は、定期的に連絡を入れる。逆に連絡しなくていいという場合ならそれに応じる。帰国したとき

子どもがいると全く異なる結果になっていたと思う

さっきもサラッと書きましたが、海外一人旅をすると決めたタイミングと同時期に妻の妊娠がわかりました。フライトチケットの購入を済ませた数日後にわかったことですごく驚きましたが、それでも海外一人旅に行かせてくれた妻には今でもすごく感謝しています。そして海外一人旅が、夫婦2人で定期的に海外旅行したり、自由なプランで旅行できる旅行は一区切りになるだろうと踏ん切りをつけていました。

まぁ、この海外一人旅の2ヶ月後に2人で韓国・ソウルに2泊3日で行ってるんですけどね。

そして、子どもが生まれたいま現在、予想通り生活は子育て中心になりました。生活基軸が子どもになったことで、母親父親共々自分の時間がいまはほぼないといっていいでしょう。出かけるときも、休日はどちらか片方だけで出かけて、もう片方は家で子供と一緒に留守番すると入った感じです。

いまは新型コロナウイルスのせいで、お出かけするのもちょっと憚られる感じですが、だいぶ落ち着いた暁には、家族全員での初めての海外旅行もやってみたいものです。国内旅行(特に実家に帰省)も早く実現させたいところですね。

30代でも海外一人旅はできる!そのために綿密な計画と戦略で行こう

3部作で長々と30代で既婚者でも海外一人旅に行ける可能性を探ってきましたが、大事なのは、しっかり計画を立て海外一人旅の出発に導く戦略をしっかりと練ることに尽きます。あとは、タイミング、運、諦めない気持ち、多少の犠牲を払う覚悟。といったところでしょうか。

2020年6月現在では、新型コロナウイルスで日本から世界への門戸は閉ざされている状態です。心置きなく海外旅行ができる状態に戻るまで数年かかるかもしれませんが、いつか海外旅行・海外一人旅に出られるときが再びやってきます。その時を待ちながら、水面下で計画を立てつつ、資金を貯めつつ、OKをもらえる活動を行うのがいまできることなのかもしれません。それでは良い旅を〜!