ヨーロッパのトイレ事情とその対策(2019年夏版)
ヨーロッパのトイレ事情について書くのは2回目です。1回目は2018年10月にベルギーに旅行した後に書いた内容ですね。あれから約9ヶ月が経って、前回の教訓が生かさせていたのか、はたまた全く別の対策をとったのか、前回の内容と今回の3週間の一人旅で比較してみました。
前回の「トイレ対策」をしっかり守ったか?
まず、前回の記事で、「自分でできるトイレ対策」と銘打って4つの方法を列挙していました。その4つがこちらでして、
- カフェインの過剰摂取はしないこと
- 塩分の強いものを摂りすぎない
- 出かける前にトイレに行く
- 有料トイレでケチらない、小銭を用意しておく
というものでした。一人旅の間、この4つの対策をしっかりと心に刻んでいたかと言われるとそういうわけでもないです。
最後の「小銭を用意しておく」ことだけは意識して遵守していたという感じ。「出かける前にトイレ行く」のは、普段から出かける前にトイレ行くので、小さい頃からの習慣という感じ。最初の2つについては思いっきり無視してますね。「カフェインの過剰摂取はしない」は、毎日のようにスターバックスに通いコーヒーを飲みながらブログ書いたり休憩してましたし、「塩分の強いものを摂りすぎない」も宿泊先の部屋でポテチ食べまくってたので。
一人旅中にトイレで困ったことはあったか?
今回3週間の旅の中で、トイレでピンチに陥りそうになったのは1回だけでした。それも我慢して漏らしかけたとかではなく、ルクセンブルクの駅でトイレに入る直前に、駅で警報が鳴り、駅の警備員に一度駅から出るように指示を受けたときくらいです。
我慢の限界寸前の状態ではなかったので問題はなかったのですが、トイレに行きたいという気持ちを返してという感じでした。一度意識すると、そっちばっかりに気が持っていかれるので。気を散らすために、駅にいて、同様に一度駅構内から出された日本人サラリーマンに話しかけるという普段はしない行動をしました。
では、今回のトイレ対策はどんな感じか
今回の3週間の一人旅の間にとっていたトイレ対策、簡単にいえば我慢しないということぐらいです。
ヨーロッパでトイレを使うときは、有料が当たり前と思っていると抵抗なく1ユーロとか0.5ユーロとか支払えました。その分、無料でトイレが使えたときは嬉しく思えたり、改めて、日本のトイレのホスピタリティがハイレベルなんだなぁと実感することもできました。
施設のトイレを積極的に使う
積極的に利用していたのはショッピングセンターなどのトイレです。やっぱりそういう施設なので清掃も行き届いていましたし、なによりも広いんですよね。外にある公衆トイレにも入る機会がありましたが、雲泥の差でした。0.5ユーロ払ってこの差は一体なんなんだという感じです。
そして、ことあるごとに、トイレに行っていたような気がします。ギリギリまで我慢せずに、行けるチャンスがあれば逃さず行くようにしていました。そうするとある程度、トイレについての余計なことを考えることがないので、気持ちに余裕が生まれて町歩きもしやすかったです。
カフェに入ったらレシートは必ずもらって捨てないこと
スターバックスをはじめ、マクドナルドやチェーンのカフェに入ることも多かったこの旅。もちろんコーヒーを飲んでゆっくりすることもしていましたが、トイレの利用もしていました。その時に必要になるのがレシートです。もらったレシートは絶対に捨てないでください。
そのレシートにトイレに入るためのパスコードが書いてあります。レシートをしっかり見ると、どこかに、WC CODE ****とかWC PASS ****と書いています。パスコードは基本4桁の数字です。
たまにレシートくれない時がありますが、そういう時は恥を惜しまず、店員さんにパスコードを聞きに行きましょう。I’d like to use toilet. teach me passcode. Do you know WC passcode? とか言えば教えてくれます。たまにうろ覚えな店員さんもいて面白いです。
小銭(硬貨)はしっかりと用意しておく
あとは、小銭を切らさないようにしていました。ユーロ圏の国だとトイレ1回あたり0.5ユーロから1ユーロで、支払い方法も現金が圧倒的に多かったです。なので、10セント、20セント、50セント、1ユーロ、2ユーロ硬貨は常に切らさないようにうまく現金を調整していました。
むしろ現金でユーロを持つ理由はトイレ用の小銭を作るためといっても過言ではありません。どんなに少額でもカード支払いが当たり前なのでまず現金を使うことが少なく、そのなかでトイレは現金で支払うとなったときに10ユーロ紙幣や5ユーロ紙幣を出すと、場合によっては拒否されることもあります。この旅で一度だけ10ユーロ紙幣でトイレに行きましたがお釣りをもらうときの面倒くせーなーという感じがひしひしと伝わってきました。
なので、常に小銭を絶やさないように、たまに少額の買い物を10ユーロ紙幣や5ユーロ紙幣で支払って、小銭を作ってその小銭でトイレ支払いを賄うということをやっていました。
ヨーロッパのトイレは有料。それが当たり前と思っておくのが一番順応する
一応、ヨーロッパのトイレ事情とその対策2019年夏版ということで書きましたが、根本はそこまで大きく変わっていません。ヨーロッパのトイレがついに無料化になったということは一切ないですし、トイレ利用の値上げもありませんでした。
「ヨーロッパのトイレは有料である」のが当たり前と考えるようになってからは海外でトイレで困るようなことにならなくなりました。その人の気持ちの問題も大きいと思います。どうしても日本はトイレが無料なのにと考えてしまうと、こういう文化や仕組みの違いに対して、すごい抵抗感が生まれたり、カルチャーショックで損した気分になるのだと思います。こういうのって、なんか損してるなって私は思ってしまいます。
郷に入っては郷に従えという言葉のままに、そういうもんなんだと受け入れてしまうことが、旅行中に余計なことで嫌な気持ちになりません。トイレで我慢して大ピンチになったり、海外でおもらしという最悪の事態を回避することもできます。変に頑固にならずにこういう時は素直になりましょう。
あとがき・ひとりごと
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