イスタンブール〜パリ一人旅 – 半日ブダペストとオーストリア・ウィーンへ電車移動(10日目)
イスタンブール〜パリ一人旅 10日目(2019年7月4日)。旅もいよいよ10日目を迎えました。この日は午後までの半日はブダペストを観光し、夕方から電車で、次の目的地である、オーストリア・ウィーンに向かって特急電車で移動します。バルカン半島・東欧を北上してきましたが、ここからは西に向かって進んでいきます。
残り半日のブダペストは詰め込まずに過ごす
前日のブダペスト観光は、実質半日で要所を巡る観光をしました。たまにコーヒーを飲んだり休憩するものの、トイレ休憩の意味合いが強く。基本的にはブダペストをぐるぐるとブダ側に行ったり、ペスト側に戻ったり、割と忙しく動いていました。それに比べたらこの日のブダペスト観光は本当にのんびりと過ごさせてもらいます。
割と、旅行中、あえて何もしないことで街の雰囲気を楽しんだり、その街の空気に溶け込めるような気がするからです。
ブダペストの台所 ブダペスト中央市場
とはいえ、昨日回れなかったスポットもあるので、そこはしっかり押さえていきたいと思います。まずはブダペスト中央市場です。ブダペストのみんなの食を支えている場所だと思います。
上は2階、地下1階の合計3階建てのフロアに所狭しと八百屋・肉屋・パン屋・魚屋、お土産屋・レストランが入ってます。なかでも、目を引いたのが八百屋と果物屋です。まず、彩豊かラインナップなので、買う気は無くても間近で野菜を見たくなります。合わせて果物屋。見たことのない果物だったり、一つのお店全部、ベリーだけという果物屋だったりと、見ているだけでも楽しいエリアでした。
パプリカが有名
ハンガリーはパプリカの産地として有名だそうで、日本で見かけるような黄色や赤のパプリカに加えて、白いやつや細長いやつ、大きさも色もさまざまな種類が置いてありました。八百屋のスペースの3分の1がパプリカみたいなお店もありました。
フォアグラは別格扱い
ハンガリーで有名な食べ物のもう一つにフォアグラがあります。肉屋さんにはフォアグラが置いてありますが、誰もが頻繁に購入しているというわけではなさそうです。おそらくハンガリーでもフォアグラは高級食材の一つとして、取り扱われているのかもしれません。缶詰もなんか高級感があったので、たぶんそうです。
スターバックスで何もしない
この旅ではなんどもお世話になっているスターバックスコーヒー。ブログを書いたり、次の予定を決めたり、時間に追われることなく、トイレもあるし、Wi-Fiもあるし、何をするにも本当快適な場所です。
ブダペスト中央市場を出た後は、特にここにいきたいという場所もなかったので、レストラン&カフェでもよかったのですが、聖イシュトヴァーン大聖堂が望めるお店だったので、スターバックスにしました。
本当に、アイスカフェアメリカーノ(G)を注文して、1時間半くらい、外の景色を見たり、たまにInstagramにアップできていなかった写真をアップしたり、リラックスして過ごしていました。昨日動きまくった反動もあるでしょうか、ずいぶんとゆっくりとスターバックスでの時間を過ごさせてもらいました。
お昼ごはんはがっつりと
前日食べて美味しかったお店にまた行きました。野菜もお肉もごはんもしっかり摂れるので、こういう時にしっかり食べておかないと、またピザピザピザみたいになりかねません。
写真のチキンソテーがスパイスが効いていてとても美味しかったです。それにしても頼みすぎ。
ブダペストからウィーンへ特急電車で移動
午後になったところで、ブダペストにいられるのも、残りわずかとなりました。次はオーストリア・ウィーンに向けて移動です。久しぶりの電車移動なのでワクワクです。
チケットはWeb予約して駅で発券
今回のブダペストからウィーンまでのチケットはセルビア・ベオグラード滞在中にWeb予約購入をしました。MAV-STARTというハンガリーの電車予約サイト的なところを利用しました。デザインや使い勝手は非常に悪いです。Webサイトをリニューアルするだけでユーザビリティも購入完了数も莫大にアップすると思うので、ハンガリーのWeb屋さんよろしくお願いいたします。
2等車両でブダペスト東駅からウィーン中央駅までの区間。これで6,175フォリント(19ユーロ)です。安いほうだと思います。ヨーロッパの特急電車での移動はブリュッセルからパリの往復など、これまでも頻繁に利用したことがありますが、日本の特急列車より快適ではないかと思います。
唯一、座席が固定式で、座席をくるっと回せない不便さはありますが、総じて綺麗だし、シートは広いし快適ですよね。
予約した後にチケットを確認したら、ブダペスト東駅からウィーン中央駅ではなく、ブダペスト東駅からウィーン・マイドリング駅までの区間でチケットを購入していましたが、気にせずウィーン中央駅で下車します。
ブダペスト東駅でチケット発券
チケット発券は、券売機を利用して発券することができます。黄色い券売機が目印です。ブダペスト東駅の正面入口から入ればすぐわかると思います。写真撮り忘れました。
その券売機を使ってチケットを発券します。このときWeb購入後に付与される確認番号10桁が必要です。Web予約時に必ずスクショやメモをするなどして、忘れないようにしましょう。でてきたチケットがこれです。
出発する日付、行き先、電車の最終目的地、電車の番号、車両番号、座席番号などが書かれています。
ブダペスト東駅を定刻出発
15時40分にブダペスト東駅を出発しました。ヨーロッパの交通あるあるですけど、ほんと黙って出発しますよね。すーっと動き始めてから気づくという感じ。
そこからハンガリーの田舎をひた走ります。車窓は畑です。ずーっと小麦です。そこから約15分〜20分間隔で駅に停車します。ブダペスト東駅からウィーン中央駅の間に、Budapest Kelenfold、Tatabanya、Gyor、Mosonmagyarovar、Hegyeshalomに停車します。
電車にはWi-fiが通ってます。速度は激遅な時もありますが、繋がらないよりはかマシです。移動中にも1本ブログを書き終えることができました。
ハンガリー最後の駅、Hegyeshalomを出て数分後、この旅の5カ国目になるオーストリアに入りました。この旅の国境越えはしんどいものがありましたが、ようやく楽な国境越えになりました。パスポートコントロールがないのがどれだけ便利なのか、改めて知ることができました。
ウィーンに到着
ブダペスト東駅を出て3時間弱、電車は5分遅れでしたが、気になることもなく、18時半前にウィーンに到着しました。ウィーンにはこの日を含めて2泊の予定です。とりあえずホテルまで移動してチェックインして、ちょっと休憩です。
夕暮れのウィーンを少しだけ見ます
夕暮れといっても21時にならないと暗くなりません。日の長いこの6月下旬から7月。観光するにはもってこいですね。朝も5時くらいから明るいので、早起きすればもっと観光できる時間は伸びます。
電動キックスケーターで中心部まで移動してみた
ホテルの位置が、ウィーン中心部までの距離が2キロから3キロくらい離れていることがわかりました。結構これを歩くとなると、多少なりとも疲れているので、そこに追い討ちをかけたくないのもあるし時間もかかるので、初めてのシェアリングスクーターをつかってみることにしました。
使ったサービスは、Limeというシェアスクーターサービス。
アプリをダウンロードして、ユーザー登録(Facebook、Google、メールアドレスで登録可能)して、支払いのカード情報を登録すれば、初期設定は完了。あとはアプリから、GPSで付近のスクーターを見つけて、そのスクーターのところまで行き、QRコードを読み取って解錠すれば、スクーターに乗ることができます。
時速は20kmまで出ます。自転車をフルで漕ぐよりかは遅いものの、風をきって街中をスクーターで走るのはとても気持ちいいです。あと疲れない。
乗り終わったら、駐輪スペースや交通の妨げにならないところに止めて、アプリから利用終了とロックをすればOK。決済や移動記録も残してくれます。料金はロック解除に1ユーロ、あとは時間単位での料金が加算されて1分あたり0.2ユーロです。道に迷わなかったり、すごい長距離でなければ、こちらの方が早く移動できるし、疲れないし、楽しいです。
中心部を歩いて観光します。
ウィーンの中心部は、本当に都会です。これまですごい都会という街に来ていなかったので、逆に戸惑ってしまいました。そして西にいくにつれて高くなる物価。
お腹が空いたので、ホットドッグスタンドでホットドッグを頼んだんですが、4.9ユーロ。サイズは大きかったので満足はしましたが、やはり東欧に比べれば少しお高めの設定になってきました。
街中の観光スポットも多く、たった1時間中心部を歩くだけでも、見所がたくさんありました。一気に紹介していきます。
シュテファン大聖堂
聖ペーター教会
ペスト記念柱
ミヒャエル広場とホーフブルク宮殿
これらを一気に見ることができたので、正直ウィーンを満足してしまったのではないかと思います。まだまだウィーンの魅力はたくさんあるとおもいますが、次の日の1日でどれだけ回るかにもよりますが、移動がこれから続くので、体力もセーブしつつ回りたいと思います。
ウィーンは大都会だ
これまでイスタンブールからソフィア、ベオグラード、ブダペストときてのウィーンはとても大都会に思えました。日本からウィーンにいきたいという理由がよくわかった気がします。買い物スポットから観光名所、美味しい食事にお菓子となんでも揃ってます。
この旅久しぶりの大都会に多少戸惑いを感じながら、もしかすると少し田舎町の方が個人的にはあっているのかもしれないと思いつつ、ブダペストからウィーンへの移動、ウィーン初日を終えました。
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