【ベルギー旅行記】ムール貝をブリュッセルの名店で食す

【ベルギー旅行記】ムール貝をブリュッセルの名店で食す

日本から24時間かけて、カタール・ドーハ経由でベルギー・ブリュッセルに到着。空港からベルギー初日の夜までの旅行記をお届けします。

空港からブリュッセル市街まで

飛行機の遅れもなく、予定通りにブリュッセル空港に到着。私はAIRSIM経由ですぐにネットワークの確保をしました。ここからGoogle Mapには大変お世話になるところです。

まずはとりあえずユーロに両替

昨年行ったヘルシンキでのユールの残りが10ユーロ程度ありました。さらにヨーロッパなのでカード社会でしょ、現金持ってなくても大丈夫でしょ。と思ってました。今でも思っています。

それでも、なんとなくユーロを現金である程度持ってるという金銭的な安心感もあったほうがいいよねということで、とりあえず空港でユーロに両替です。

空港の両替所はレート悪過ぎ

いやね、両替して思いました。両替しなきゃよかったと。空港の両替所のレートは1ユーロ=150円。バカかと。

別日に中心部で両替所のレートを見ましたが、ちょうど円安に振れていたこともあるけれど、手数料込みで、1ユーロ135~140円。

空港で両替はしない。するとしても、5000円程度まで。

一度出口を出ると空港内に戻れない仕組み

ちなみにブリュッセル空港は2年前の2016年に爆発テロの被害を受けています。

そのためセキュリティレベルを担保するために、空港内には機関銃を持った機動隊がいます。さらに空港の敷地と外の通行の規制もかかっています。

簡単にいうと、一度空港の出口を出ると、そこからは戻れない仕組み。どうしても戻らなければいけない場合は、スーツケースなどは空港の外に置いてから入るようにとお願いされました。

到着ロビーで不意に出口を出てしまったら、一度出発ロビー階まで上がって、そこから入り直すようにしましょう。

それを知らずに、行き来しようとする旅行者も多いです。私たちもその一組です。出入り口も通過できるところを制限していましたね。かなり遠くから、あっちだよーって指示してきます。

ブリュッセル中心部までは鉄道で移動

空港での出入口通過のルールに多少まごつきつつ、両替で痛い思いしつつ、ようやくブリュッセル中心部までの移動を開始しました。

ブリュッセル空港の地下には、空港駅があるのでそこから中心部まで、鉄道で向かいます。

空港からブリュッセル中心部までのチケット料金は9ユーロ。チケットは当然クレジットカードで購入できますので、空港で両替をする必要はありませんでした。

空港からブリュッセル中心部まで移動時間は約20分で結構近い。途中停車駅は2駅程度でした。車窓を眺めてつつ、Google Mapでどの辺りにいるのかを確認しながら、ホテルの最寄駅ブリュッセル北駅に到着です。

落書きされ放題の電車

乗った電車については、結構汚かったです。

こんな感じ。今回の旅行でベルギーの鉄道に乗る機会は何度かありましたが、電車の車両によっては、車体に思い切りよくスプレーで落書きされているものが普通に走っていたり、日本では考えられないような光景を目の当たりにするかもしれません。

ホテルにチェックイン

今回、お世話になったホテルは、Hotel Queen Anneというホテルです。

建物の見た目は古め。鍵の開け方が複雑すぎてわからなかったりもしました。ヨーロッパのホテルあるあるの冷蔵庫がないとか、やっぱ日本とは違うなと思うところはありました。

それでもホテルスタッフは皆すごくフレンドリーだし、コンパクトな部屋でありながらも決して狭すぎるというわけではなくちょうどいい。高級なホテルで立地に過ごすのもいいですが、すごく生活している感があって愛着のわくホテルでした。ここで5泊(途中中抜けしますが)は全然余裕です。

立地的にもグランプラスをはじめとする中心部に歩いて行ける距離で、一応大きめの通りに面していて、物騒な感じはありませんでした。

なんとテレビがまだブラウン管でした。

今ではもう家電遺産認定のブラウン管テレビ。テレビを見にベルギーにきたわけではないので御構い無しです。でも現役のブラウン管を見れてちょっと嬉しかったです。

チェックイン後は、とりあえず、スーツケースの中は荷ほどきをして、シャワーを浴びて、少し休憩。

お店に向かいながら、軽くブリュッセル散歩

1時間くらい休んだら、いよいよブリュッセルの中心部に向かって、とりあえずお散歩がてら歩くことにしました。初日の最初のお散歩のテンションってすごい高い状態ですね。

あとは、散歩しながら今宵のディナーのお店の場所も探します。Google Mapを使ってすぐ見つけました。ディナーの時間までは少し時間があったので、もう少し周囲を散策します。

こういうベーカリー、いいですね。ワッフルも売ってます。

グランプラスには翌日に取っておくかのようにはずして、その周辺を散歩しつつ情報収集。見るもの見るものに感動を覚え、ありとあらゆるところを写真に撮りました。

ムール貝の美味しいお店「シェ・レオン」

今宵のディナーは、いろんな旅行サイト、ブログ、雑誌でベルギーを紹介する際、ベルギーに行って必ず食べたいものに必ずエントリーされている、ムール貝をめいっぱい食べます。残りは当然、ワッフル、チョコレート、フレンチフライです。

そのなかでも、ブリュッセルで古くからやっていて、美味しいムール貝のレストラン、シェ・レオンに行きました。

2ヶ月前にWebから予約済み

当日、予約なしで席が空くのを待つものよかったのですが、事前に調べたときは予約してお店に行った方がおすすめと書いてあったり「ベルギー初日にスムースに晩ごはん食べたいよね」ということで、シェ・レオンのWebサイトから予約をしていました。

おかげさまで、シェ・レオンは初めて海外旅行でレストランを事前予約したお店となりました。

ムール貝尽くしの初日の夕食

お店に入り、予約していることを伝え、すんなりと席までエスコート。日本人観光客も結構訪れる店なので、シェ・レオンのスタッフも片言の日本語で挨拶したりかなりご機嫌です。

「ようこそ!」と言われながらメニューをもらい、一応食べるものは決まっていますがメニューに目を通します。プラスで何かオーダーするかもしれないので。

これを食べろ!食べずには帰らせないぞ!

オーダーしようと、メニューを持ってきてくれたスタッフを呼んだところ、自動的にこれでいいだろ!絶対食べてくれ!!のテンションでこちらが言わずともムール貝の白ワイン蒸しを自動チョイスしてくれました。

オーダー時の会話にちょっと不安があったのでその点ラッキーでしたが、自分で言いたかったなぁ。

あとは、やっぱり飲みたいですよね、ベルギービール。シェ・レオンオリジナルのビールがあったのでそれをオーダー。

もう一つムール貝料理を頼もうということで、ムール貝のグラタンもオーダー。ビール、ムール貝、ムール貝というベルギーづくしの夕食です。

まずはベルギービールを

オーダーからほどなくして、ビールが登場。

東南アジアのビールは軽くて飲みやすい印象ですが、やはりこちらのビールはしっかりとしています。味もコクも喉ごしもしっかりしています。移動で疲れたカラダにいい感じに沁み渡っていきます。

バケットは控えめに

こういうレストランで食事をするとき、たいだいはバケットがついてきます。割と早い段階でバケットが出てくるので、それをちまちまつまみながらメインを待つことが多いのですが、これを食べ過ぎてしまうという罠にハマってしまわないようにしなければいけません。

バケットはメインがくるまではちまちま食べること。でないとメインを存分に食べれなくなる。

ムール貝の白ワイン蒸し登場

オーダーしてからビールを飲みつつ15分くらい待ったでしょうか。急にバケツがテーブルの上に用意されました。いよいよ主役がやって来るという合図です。

そして、登場。ムール貝の白ワイン蒸しです。

だだーん!待ちに待ったムール貝。しかもすごいボリューム。さらにフレンチフライがついています。

ムール貝のグラタンをオーダーしていましたが、それなくてもいいくらいのボリュームです。

ムール貝は9月から旬の季節ということで、まさにいい状態のムール貝が入ってきている状態。ムール貝の見た目もブリブリで大粒が多いです。

さっそく一口目をいただきましたが味に文句のつけようはありません。

貝の味もしっかりしていて、かつムール貝のエキスが存分に出ているスープにバケットを浸して食べるのも最高でした。そこからはもう無言で食べまくる感じです。

ムール貝、ビール、ムール貝、ムール貝、バケット、ムール貝。というテンポで食べてました。

ムール貝のグラタン

ムール貝のグラタンもきました。

こちらは、ムール貝にチーズとかパン粉とかがかかってオーブンで焼いたやつです。ムール貝の味、チーズの塩気とバターのコクの相性は最高、これまた絶品。こちらも黙々と食べてました。

美味しいものは無言でハイスピードで食べてしまいます。レストランで、ゆっくり会話を楽しみながら食事ができないのが私の悪いところですね。でも美味しいものはたくさん食べたいんです。

満腹でベルギー初日はおしまい

二人揃って、黙々とムール貝を食べ大満足。ムール貝の白ワイン蒸しもグラタンも結構ボリュームが多かったので満腹になりましたね。お会計も50ユーロくらいだったので、これだけたくさん食べて50ユーロほどであれば、コストパフォーマンスもなかなかいいと思います。

ベルギーのムール貝は、日本に帰国した今すぐでもまた食べたいと思える一品でした。近所にムール貝専門店できればいいなと思っているくらいです。

大満足でお店を出ました。そこからは移動の疲れと満腹感で眠くもなってきたのでホテルに戻ってベルギー初日を終えることにしました。

ホテルまでは、ちょっと遠回りをしつつ腹ごなしの散歩という感じで、ムール貝の余韻に浸りながらの帰路となりました。

ホテルに戻ってからというものの、横になってたらそのままふたりとも眠り呆けていました。やっぱ24時間の移動で疲れてたんですね。

次は2日目のベルギーです。やっとグランプラスなど観光チックなことをし始めます!