成田空港の入国審査時に顔認証ゲートを使ったときの話
釜山旅行からの帰国時、成田空港でのイミグレでちょうど顔認証ゲート導入初日に立ち会ったので、その時の話をしたいと思います。
6月11日から成田空港の入国審査で顔認証ゲートが導入された
釜山からの帰国日が6月11日で、ちょうどその日から日本への入国審査時に顔認証による自動化ゲートが導入されていました。
参考ニュース:約10秒で確認…入国審査に顔認証ゲート 成田で公開
初日ということもあり、スタッフの人が声かけをしていて、顔認証ゲートに積極的へ誘導していましたと思います。
成田空港のほか、日本全国の主要空港では、事前登録制の出入国自動化ゲートは導入されていましたが、今回のように登録なしで、顔認証によるゲートは初めてかもしれません。
確かにスピーディで便利
私も顔認証ゲートに誘導されたので、それを使うことになりました。世界の大きな空港でも、このような顔認証によるゲートは導入されているので、まぁ使い方に関しては苦労しませんでした。
先のネットニュースでは、約10秒でということですが、それは間違ってないと思います。速いです。
手順としては、パスポートを差込口に入れる、カメラで顔を認証する、OKならゲートが開いて、入国審査完了。という流れで、非常にスピーディです。下手に待つ時間は減ると思います。それが今回実際に経験して思った内容です。
スタンプが押されない寂しさもある
顔認証による入国審査になったことで、入国審査官によるスタンプをドンとついてくれるちょっとした嬉しさがなくなっちゃうのかなと思いました。
行く国によっては、入国時はスタンプを押すけど出国時はスタンプを押さない国もあるので、通常ならば日本出国、海外入国、海外出国、日本入国の計4回スタンプを押されるのが、2回まで減ることにもなります。
頻繁に海外に行く人ならば、スタンプの紙面が節約できていいと思う人もいますし、記念スタンプ的な感覚で押してもらいたい人もいると思います。私は後者です。
顔認証ゲート通過後、スタンプを押してくれるけど
私はスタンプを押して欲しかったので、顔認証ゲートでなくてもいいけどなぁ。とも思ってました。顔認証ゲート通過後に、必要ならばスタンプを押しますの窓口もあるのですが、なぜかそのとき、そこにいるべき係員がいなかったで、押してもらえませんでした。ちょっと悲しかったです。
顔認証ゲート導入になって感じたこと
導入の初日に立ち会えたのは、とても特別なことだなと思います。ですが、超便利だからぜひ毎回使うぜ!皆も今後は顔認証ゲートだぜ!!ともあまり思わなかったのが率直な感想です。
その理由は、日本帰国時のイミグレを早くでたところで、預け入れ荷物がある場合は荷物のターンテーブルで待つ羽目になるんですよね。そこの矛盾がどうも引っかかってしまいました。
例え、航空会社の上級会員で優先的に荷物が出てくる場合でも、預け入れ荷物のテーブルが動くまでは、ターンテーブルで待つし、早くイミグレを通過しても、あまり特はないかなと思いました。
預け入れ荷物がない人は、そのまま税関に進み制限エリアを抜けて到着ロビーに進むことができるので、大きなメリットだと思います。
イミグレで待ちがない場合は?
入国審査官の人件費や拘束時間のカットにも繋がると思うのですが、イミグレで日本人レーンがガラ空きの場合は、顔認証ゲートでも入国審査官による、スタンプドン突きでも大して変わらないと思います。
あくまでも、行列ができ始めて混雑し始めた時に、顔認証ゲートの本領が発揮されるものだと、今回の導入で思いました。あとはスタンプは押して欲しいので、顔認証ゲートを利用したとしても、スタンプ押し係の人はちゃんといて欲しいです。
便利になることはいいことだ!
個人的に正直な感想を述べると、とても複雑な感じになってしまいますが、全体を通してみれば、入国審査が顔認証ゲート導入によって便利になったことに違いはありません。こういう改善は今後も積極的にやって行くべきだと思います。
これまでもすでに実施している、事前登録制だけど出入国を自動化できるゲートも事前登録なしだったり、登録が超簡単になればそれももっと活用されてイミグレでの待ち時間は大いに短縮されて、快適な海外旅行に繋がっていくと思います。
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