トランジット失敗で香港一泊滞在した話|香港滞在編
3年前に行った、タイ・プーケットからの帰国フライトで経験したトランジット失敗の体験談です。今回はその後編です。
前編のタイ・プーケット空港と機内で起きた内容はこちらから飛んで見れます。最初から見たいというからはこちらからどうぞ。
ちなみにサムネイルのような香港の夜景は全く楽しめていません。これの100分の1規模のなら見ましたけど。
香港入国。タクシーでホテルに向かいます
プーケットで機内2時間待機の疲労は結構なもので、香港に到着しだいぶぐったりしました。
空港内で到着を待っていたキャセイパシフィック航空のグランドスタッフから、ホテルの手配があること、翌日の午前便に振り替えしていることの説明と、タクシーチケットもらいました。
深夜の香港国際空港はがらんどう。誰もいない出発ロビーを歩き、タクシープールに向かいます。同じような日本人観光客がぞろぞろと行く姿があり、トランジット失敗は私たちだけではないという勇気をもらいました。
現金で香港ドルを持ってない覚悟
深夜の空港でもタクシーは結構待機しているもので、すぐに急遽宿泊することになったホテルに向かいます。この時はグランドスタッフからもらった、ホテル名が書かれたタクシーチケットを提示して、すんなりと乗ることができました。
空港からホテルまでの所要時間は30分程度だったでしょうか。
真夜中の香港、高速道路からちょっとだけ見える香港の夜景をみて、今自分は滞在する予定もなかった香港にいるんだなぁとしんみりしていました。
そして、滞在する予定もなかった香港だったので、現金で香港ドルなんか持ち合わせていません。その時持っている現金は、日本円と余ったタイバーツのみ。無一文と全く同じです。
一応クレジットカードは数枚持っているので、なんとかなるだろうという気持ちはあるんですけど、全く現金がないというのも精神衛生上よくないものです。アメリカドルを少し持ってるだけでも気持ち違うかなぁという感じです。
言葉が通じない!
タクシーはすっ飛ばしながら、ホテル前に到着。
さて、降りようと思ったら、タクシードライバーはタクシーチケットの意味を理解しておらず、なかなか降ろしてくれない。つたない英語で私たちが説明しようにも、英語がわからないドライバー。こっちは広東語はわからない。
久しぶりに参ったなぁと思いました。ホテルの前にいるのにタクシーから降りられない。そして謎の沈黙の空間。
黙っていても埒があかないので、ドライバーにはちょっと待ってくれと伝え、妻がホテルスタッフを呼びに行きます。私はタクシーの車内で無賃乗車ではないよのアピールをしながら待ちます。ほどなくしてホテルスタッフがやってきてタクシードライバーに説明してもらいました。
こういうとき、一人よりも二人でいることの方がいいですね。作業分担ってやつです。
無事ホテルにチェックイン
タクシーを降りられた私たちは、そのホテルのスタッフにお礼を言い、そのままその方にチェックインしてもらいました。
航空会社から伝えられているのでしょうか、チェックイン時に空港までの無料バスが朝8時ごろに出るからそれに乗るようにと説明を受けました。
ホテルでの滞在はここから5時間程度しかないですが、朝食も付いているみたいで香港のいいホテルの朝食もいただけるとなるとちょっと嬉しくなりますね。至れり尽くせり。トランジット失敗も悪くはないなぁと思っちゃいました。
iPhoneのバッテリー残量問題
部屋に入って、ホッと一息したのも束の間。今度は、iPhoneのバッテリー残量問題が勃発です。ホテル到着時のiPhoneのバッテリー残量は20%を下回ってました。
プーケット空港のとき、iPhoneの充電周り一式はスーツケースにしまい、預入れの荷物に入れてしまったので、取り出すこともできません。
それを二人揃ってやってしまったもんだから、どちらもバッテリー残量わずかで、充電できない状態。フライトが遅くなるよりも焦りました。
そのまま体を休めてしまえば、iPhoneを使うこともないし、バッテリーの温存につながったとおもいます。
でも、せっかくの香港。どういう形であれ香港にいるので、簡易的な充電器を探しに深夜の香港を(厳密にはホテル周辺を)散策してみることにしました。
無一文でホテル周辺を散策
時刻は深夜2時半ごろだったでしょうか。当然のように出歩いている人は少ないです。バーで飲んでる欧米の人たちと、現地の若者がちらほらいる程度です。
当然、現金は持っていないので、頼りはクレジットカード。深夜でも充電器が売っていそうなお店といえばコンビニくらいです。
日本の感覚でコンビニに行けば電池式の充電器が売っているだろうという感覚で入店するんですが、それが見つからないんですよね。
USBケーブルはあるけれど、アダプタがないので意味がないし。まさか、香港のコンビニを深夜に何店舗も巡るとは思いませんでした。
日本のコンビニとは多少わけが違うんだなということを実感しました。
そのあとの旅行では国内外問わず、必ず手荷物のバッグにモバイルバッテリーかアダプタとケーブルを持つようになりました。このご時世の旅の教訓ですね。
深夜の香港を徘徊しましたが収穫はなし。コンビニ事情だけは少しだけ知ることができました。
部屋に戻って、シャワーを浴びて寝ることにしました。
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