3週間の一人旅の荷物レビュー – 便利だったものと邪魔だったもの
3週間の一人旅をバックパック一つで旅したわけですが、その旅の道中一緒に旅した荷物たち。21日間、35リットルのマムート・セオンカーゴから荷物の出し入れを何度も行いました。それを繰り返している中で、旅の荷物の中で便利だったものと不要でちょっと邪魔だったものをまとめていきたいと思います。
今回の荷物レビューは、6~7月のヨーロッパを旅した荷物としてでのレビューになるので、通年通用するレビューではないかもしれませんが、参考になれば幸いです。また、一人旅の出発前に書いた荷物リストのページもあるので出発前後でどう変化したかも合わせてご覧ください。
あってすごく便利だったもの
まずはじめに、この旅であって本当に良かったと思ったものを紹介します。次の旅でもぜひ持っていきたいものを紹介していきます。
ロープと洗濯バサミ代わりのクリップ
ロープとクリップは本当に重宝しました。ロープ1本があって、部屋のどこかに結わえるところがあれば、あっという間に洗濯物の干し場が完成。クリップと合わせて、下着やTシャツなどは簡単に干すことができました。使わないときも、束ねたあとにぐるぐると巻いて、細長くコンパクトにまとめられて、バックパックのスペースを邪魔することもありませんでした。
今回購入して荷物に入れたロープの長さは9mでした。さすがに9mは長すぎました。というのも、ロープを適度な長さにカットするのが面倒だったのと、どれくらいの長さが適切な長さかと知るきっかけにもなるだろうと言うことで、買ったままの状態で持って行ったわけなんですけどね。今回の旅で感じた、ロープの最適な長さは3~4mくらい。それくらいの長さであれば十分という感じです。
クリップも小さくて先端がゴムになっていて滑らないを10個持っていきました。クリップも挟んで多少の力では外れず滑らないもの、1個の挟む力が強いクリップがおすすめです。個数も10個でちょうど良かったです。男性の場合、1日分で出る洗濯物の量がパンツ・靴下・インナーシャツ、それにプラスでTシャツの3〜4着になるのでそれを干すので、最低8個は持っていた方がいいと思います。
部屋のクローゼットにハンガーがあるときは積極的に使って干しましたが、ヨーロッパでは特に見ることがあるハンガーとして、クローゼットから取り外すとフック部分がなくていろんなところに引っ掛けられないやつもあります。それはクリップでうまくハンガーの上の部分ロープと一緒に挟んで、風が通る場所に干すようにしていました。知恵と工夫と想像力で対応する、それが旅の洗濯です。
旅行中の洗濯マネジメント
洗濯するタイミングですが、夜→朝で1回やったあとにそのついでに、朝も洗濯すると非常に服や下着の着回しが楽になります。余計な洗濯物が溜まりません。干す場所も、屋外に干せるスペースがあれば最高ですが、室内でも風がしっかり入ってくる部屋か扇風機があればそれを回しておくことで、日中の間に洗濯物は乾きます。
ちなみに今回の一人旅、ヨーロッパの6〜7月は天候は割と晴天続き(むしろ猛暑の連続)で空気がすごく乾燥していることもあり、朝洗ったものを1日干しっぱなしにしていると、夜取り込むときにはパリパリになる程乾ききっていました。
サブリュック
このサブリュック、本来の目的は街歩き用に購入したのですが、旅の後半お土産を購入したことで一時的に増えた荷物をしまうことができて本当に重宝しました。使わないときも折りたためてしまえるので、荷物の最後にポンといれておけること。荷物のスペースを邪魔するはありませんでした。
当然、当初の目的である町歩き用としても大活躍してくれました。折りたためるので生地自体薄いタイプではあるもののブログを書くために持ち歩いたMacBook Proやモバイルバッテリー、パスポートなどの貴重品をいれてもへこたれることはありませんでした。さらに薄いことが功を奏して、荷物をそれなりにいれても背中が出っ張らなくて見た目もスッキリしていました。
唯一の弱点はボトルを入れるポケットはなかったことです。メインのスペースに冷えたボトルいれたのですが、その時はボトルが結露して、その水滴がカバンに染み込んで滴り落ちてきましたが、そのリュックの特性上のことなので、仕方ないことですし、ボトルの結露が済んでしまえばなんの問題もありませんでした。
邪魔だったもの
逆に、旅の道中全く使わなかったものを今度は紹介します。次の旅からは、荷物として除外される可能性もしくは、持っている量が減る可能性のある持ち物です。
厚手のTシャツ
最終的には捨てようとしていた古い厚手のTシャツを旅のスタート時の荷物として持っていきましたが、やはり厚手のTシャツは厄介な存在でした。
問題点は2つで、1つめは、洗濯をしたあと乾きにくいということ。下着類や靴下は、一晩でカラッと乾いたのですが、厚手のTシャツだけは、脇周りの部分が湿っていて乾ききっていないということがありました。2つめは、しまうときにかさばること。厚手なので、どれだけコンパクトに丸めてしまったとしても、もともと厚手ということもあり、厚みが出てしまい、収納バックのスペースを結構占有していました。
旅の前半で、厚手のTシャツたちは全て捨てられ、代わりにH&Mで購入した薄めのTシャツに取って代わられました。薄手のTシャツだと、乳首ポチのリスクは高まりますが、乾きやすいし、収納するときも厚手のTシャツの同じ枚数でも半分くらいのスペースに収まるので、だいぶバックパック内で服が取るスペースに違いが出てきた感じです。
バスタオルサイズの速乾タオル
速乾タオルは非常に使い勝手のいいものです。ドミトリーのシャワー後、しっかり体の水気を吸収してくれて、翌朝には乾いていてすぐ使えましたし、洗濯したときも服の脱水として速乾タオルと服一緒に巻いて絞って、余計な水気を吸い取ってくれたりしました。
ですが、いずれもフェイスタオルサイズの速乾タオルで十分でした。旅の間バスタオルサイズの速乾タオルが登場する機会はゼロ。速乾タオルの収納袋なかで眠りっぱなしでした。もともとがかさばらないタイプで、旅の間邪魔と感じることはなかったですが、家に置いてきていれば、その分ちょっとだけバックパックのスペースに余裕が生まれたことには違いありません。
ミニ三脚
こいつも旅の道中一度も使いませんでした。三脚を立てて写真撮影をすることもなく、セルフィーやタイムラプスで固定位置で動画を撮るわけでもなく、スマホスタンドにすることもなく、ただただ邪魔な存在でした。
サイズ的には束ねたロープと同じくらいのサイズ感なのですが、ロープが折り曲げたり、ある程度収納の際に自由が効くのですが、ミニ三脚となると折り曲げることもできないので、カバンのわずかなスペースに押し込んでいました。
捨てるかどうか悩みましたが、小さい三脚でありながらも、ハンドグリップにもなるし、水平器が付いているということもあり、日本に持ち帰ってきて、元あった場所にすぐ片付けられました。
Osmo Pocketのアタッチメント・アクセサリー類
新しく購入したジンバルカメラのOsmo Pocket。Osmo Pocket自体は、旅の間大活躍してくれました。広角で写真もいけるし、当然ブレない動画、ヌルヌルとした動画を撮影することができて、旅の思い出や記録をたくさん撮ることができました。
しかし、Osmo Pocketのアタッチメント・アクセサリーは、全く行っていいほど使いませんでした。純粋にOsmo Pocketを持って撮影するスタイルが一番撮影しやすかったです。利用されることなく帰国しました。
ノースフェイスのマウンテンレインテックスジャケット
これは邪魔だったというか天候的に必要に場面がなかっただけでした。旅の前半は連日30度を超える猛暑が続き、マウンテンれインテックスジャケットを着る場面はなく、旅の後半は、気温は過ごしやすくなり朝晩は少し肌寒く感じることもありましたが、雨に当たることなんかほとんどなく、一枚上着を着る必要もありませんでした。ただ単に旅の道中で出番がなかっただけでした。
一応、着る場面は1回だけあって、出発前の羽田空港のラウンジでエアコンが効きすぎて寒かったのと羽田から仁川までの機内が寒くて着た程度です。
あったらよかったもの
ここからは、旅の途中あればもっと便利だったかもしれないものを紹介します。いつもはこれは必要と思ったら、現地調達してしまうのですが
プラグ変換器
プラグ変換器は、タコ足配線と一体になっているプラグ変換器を持っていきました。それ自体は非常に有能なので、今後も必ず荷物の一つとして必須アイテムですが、純粋なプラグ変換器がもう1個あればよかったなぁ。と旅の間にすごく思いました。
利用機会としては、宿泊先でプラグを使えるようにするのもありますが、お出かけ中に入ったカフェでも電源を確保できたのになぁというところです。
今回は旅で町歩きしつつカフェに入ってMacBookを開くことが多かったので、その時に電源を使いたかったのが正直なところです。海外の方が電源利用OKなカフェが多い印象で、スターバックスは1席に対して1個ペースでコンセントがありました。電車でもバスでもAC電源が利用OKなので、普通のプラグ変換器を1個持っていればチャージできたのに!!と何度思ったことでしょう。
海外で購入できる場所は、スマホの端末を売っている店や各キャリアのショップ、スマホケースを売っているようなところで売っているのは知っているのですが、なぜ買わなかったんだ。次、海外行く機会があれば、そのときはAmazonでちゃんと買って荷物の一つとして入れ込むことにします。
虫除け的なもの
東南アジアに行くときはよく現地で購入していた虫除けですが、今回も購入するか持参すれば良かったと思いました。
結構、蚊に刺されてカイカイな日々を送っていました。そういう時に、虫除けスプレーであったり部屋の四隅にシュッとするだけで虫を殺したり、虫がいれなくなるようなノーマット的なものがすごく欲しかったです。
外国で蚊に刺されるのって前からちょっと怖く思っていて、刺した蚊が何か知らない病気やウイルスを持っていて、それに感染する可能性だってあるわけですから、できれば虫に刺されたくない。スプレータイプだと機内に持ち込むことができないので、シュッシュッとやるタイプであれば、液体物として持っていけたかなぁという感じ、どこにいくにしても今後は持って行こうかなと思った次第です。
旅を重ねることで荷物が厳選されていく
今回の一人旅が始まる時には、荷物は完璧だろうという気持ち満々で出発しましたが、いざ旅をしてみるとあれが必要だったとかこれいらないなぁという考えが次々と湧いて出てきますね。完璧な持ち物リストって完成しないとは思いますが、旅を繰り返すことでトライ&エラーを繰り返し、持ち物リストはどんどんブラッシュアップされていくものなんだということを改めて痛感しました。
次の旅は、いつになるかわかりませんが、その次の旅の持ち物が前の旅よりも良いものになるように、荷物に対しても気をぬくことなく、日々研究と準備を怠らないようにして行きたいと思います。これで、今回の一人旅の持ち物レビューはおしまいです!
あとがき・ひとりごと
あと、そろそろ生活リズムを仕事モードにしていかないと、次の職場の初日を寝坊してスタートすることになりそうです。
- 前の記事
3週間の一人旅をして素直に思った7つのこと
2019.07.24 2020.01.02 - 次の記事
ヨーロッパのトイレ事情とその対策(2019年夏版)
2019.07.25 2020.01.02