3週間の一人旅をして素直に思った7つのこと
- 2019.07.24
- 2020.01.24
- ヨーロッパ
- イスタンブール〜パリ, 一人旅, 海外旅行
まだまだ一人旅ネタはつきませんので、しばらくの間おつきあい願えればと思います。トルコからフランスまで3週間かけて一人旅をして素直に思ったことを今日は書いていきます。良かったことも悪かったことも。
とにかく自由に計画することができる
これが最大の一人旅の魅力だと思います。計画の段階から旅行中までずっと自分の好きなようにコントロールできますよね。目的地はどこにするか、交通手段は何を使うか、どこに宿泊するか、どこを観光して何を食べていつ寝ていつ起きるか。
旅の全てが自分の思い通りにできるのが一人旅のいいところです。私の場合は、旅行先にどこに行きたいとか何をしたいとかあまり列挙するタイプではなく、どのようにしてその場所に行くかを考える方が好きで、実際今回の一人旅でも行く国の先々で、あれしたいこれしたいというのは本当に数える程度で実際に3週間の旅のなかで本当にやりたかったことは、
- トルコでアジアとヨーロッパを両方楽しむ
- ブダペストで温泉に入る
- ツール・ド・フランスを観戦する
この3つだけでした。あとは気ままにその国その都市に滞在して生活しているかのように過ごせればOKというスタイルで3週間通してきました。
会話したかった(感想をその場で話せて共有できる人がいない)
けっこうしんどかったのが、これです。旅をしていて結果、名所などはその都市のベタなスポットは巡りましたが、そこで初めてみたもの、食べたもの、感じたことを、すぐに感想として言えなかったのはしんどかったです。
すごいね〜!豪華だね!おいしいね!なんだこれ。とかちょっとしたことなんですけど、同調したり、いやそうでもないとか、そこでの盛り上がりがないので、1日中歩き回っていると、途中から旅という作業をしているような感覚に陥りかねないなと思いました。
こういう時のSNSやLINEは非常に助かりました。時差が6〜7時間だったので、日本とヨーロッパがともに活動している時間帯であれば、コミュニケーションも取れたし、多少のタイムラグはあったとしても何かしらの反応があったのは非常に救いでした。
言葉の壁には慣れる
私は英語もろくに話せません。ましてや今回旅行したエリアは純粋な英語圏ではないので、英語が通じない可能性もありました。それでもなんとかなるもんですね。
会話をする状況となったら、宿泊先にチェックインするとき、カフェやレストランでオーダーするとき、何かを購入するときの3つくらいでした。こういうときはだいたい英語でいけるのでなんとかなります。道の真ん中で、話しかけることなどこちらからはしませんし、話しかけられたとしても、金をせびられるか、何か恵んでくれとかなので、Noくらいしか言わないんですけどね。
それでも今回の旅では、トルコではAirbnbのホストと、トルコからブルガリアの寝台列車で同室になったヨルダン人の青年と、他にもバス移動では前の席に座ってた中国人や、他にもバスで一緒になった人たちなどと軽く会話をするなど、私には珍しく、いろんな人と会話をしました。
ルクセンブルクで海外で仕事をしている日本人と日本語で会話した時は、少し舞い上がりました。スムースなコミュニケーションができるってこんなに気持ちのいいことなんだ!という感じでした。名刺もらっておけばよかったと今になって後悔しています。
アジア人・日本人が目立つ存在であるということ
ヨーロッパを巡っていたからかもしれませんが、アジアの人間であること日本人であるというだけで、訪れた先々で目立っている存在なんだなということを改めて感じました。
先も書きましたが、ロマがお金をせびってきたり、水を買ってくれと言われたり、タバコをくれと言われたりはザラです。アジアからの旅行者=お金を持っている。ましてや日本人なら余計にチャンス。という感じはすごくありました。急にフレンドリーに悲しかけてきてファミリーとかブラザーとか言ってくる人には、かなり警戒して対応していました。
トルコでも、ブルーモスクとアヤソフィアをみたあとシルケジ駅に切符を買いに行こうとしたのときに出会った人には、私を見て、いとこが日本でビジネスをしているだからブラザーだ!と問いかけてきました。強引なブラザー認定ですけど、だいたいこのあとは、絨毯を買わせようとして、連絡先を聞いたり、名刺が切れているからお店に戻って渡すよとかして、絨毯を売りつけようとしますので気をつけてください。
親日国と言われるトルコであっても、その親日国というフィルタに漬け込んみ日本人をカモろうとする人は残念ながら少数はいます。東南アジアの方が露骨で面倒臭いんですけどね。
和食が恋しくなるのは帰国直前
食事面での話ですけど、旅のスタートは物珍しい食事が続くので1回の食事が楽しいのですが、1週間も経つとどうでもよくなってきます。
ぶっちゃけ食えればなんでもいいという感じ。ブルガリア・セルビアでは、ほぼ毎日ピザスタンドで。100円くらいで手のひらより大きいピザばかり食べてましたし、スーパーではハムチーズサンドばかり買ったり、結構偏った食事だったと思います。
旅の途中で和食が恋しくなるということはありませんでした。もっと言うと米を食べたいという衝動も一切ありませんでした。日頃からあまりお米を食べていないということもあったのかもしれません。
ハンガリーでレッドライスとガーリックライスを食べましたが、それもまぁ米が食べたくて頼んだものではなく、プレートのセットで選ばざるを得ない状況だったので、久しぶりのお米に感動するという感じではなかったです。ライスプリンというのも食べましたが、それはちょっと気持ち悪かった。
和食が恋しくて震えたのは、帰国直前の最終日のパリ。ピークはフライトを待つラウンジ内で和食が食べたい衝動がピークを迎えました。そのあとのアシアナ航空の機内食でビビンパが出てきたときは、韓国料理ではあるもののなんか嬉しかったのははっきりと覚えています。韓国料理大好きだからね。
一人旅をすれば友達たくさん!になるわけではない
これは旅をする人の性格にもよると思います。外国でも、積極果敢にコミュニケーションを取っていき誰とでも仲良くなれる人なら、3週間の一人旅で、各国で友達や知りたいをたくさん作流ことはできると思います。私は、基本人を信用するまでの時間が長いし、下手に友達を増やしたくないと言うこともあるので、3週間一人旅をしても、旅先でできた友人など一人もおりません。
トルコでの宿泊先(Airbnb)のホストとは、出発前からイスタンブール滞在中、結構連絡を取り合い少しの時間会う約束もしました。私が部屋の鍵をインキーさせて予定とはちょっと違うパターンで初対面という形になりました。良い旅を!日本にもきてね!また会えたら会おう!というところまで持っていたのは、その人くらいです。
一人旅では新しい自分は見つからない
自分探しの旅と銘打って一人旅に出る人がいますが、その一人旅の間では新しい自分が見つかることはないかなと思います。ジャイアンが一人旅をしてそれから戻って以降、ずっと綺麗なジャイアンであり続けられる方が怖いです。
ですけど、一人旅をしたときの経験は、その後の人生における価値観や考え方と言う点では豊かになりますと思います。これまで世界について情報として触れてきたことを目の当たりにすることもありますし、ニュースや情報だけでは知ることはできないような、その国その土地の細かい部分を自分なりに消化することができると思います。
私もこの3週間の旅で、知識として少なかった東欧諸国に関してその場所に行くことでいろいろと楽しみながら知ることができました。
総じてこの3週間、日本に帰りたいとホームシックになることもなく、充実した3週間を過ごすことができました。最初は単にいい思い出ができただけかもしれませんが、これから先に、この旅が人生にプラスにつながるような気もしています。
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